優しい愛に包まれて～イケメンとの同居生活はドキドキの連続です～【リニューアル版】

『祥太君…ありがとう。うん、それがいいよね。お父様、絶対にわかって下さるよ。祥太君には素晴らしい才能があるんだから』


『結菜ちゃん…ありがとう。いつも背中押してもらってるね、俺。本当に感謝してる』


祥太君が、軽く頭を下げてくれた。


『とんでもない。背中押してもらってるのは私の方だよ。すごく感謝してるから』


その感謝の大きさは、きっと誰にも負けない自信がある。


『僕も結菜さんの夢が叶って本当に嬉しいです。まだまだ先にはなりますが、絶対医者になって、僕も結菜さんみたいに人の役に立てるよう頑張ります。結菜さんのおかげでますますヤル気が出てきました』


文都君のガッツポーズ、初めて見た。


『文都君なら最高のお医者さんになるね。本当に尊いお仕事だから…私達みんなで応援してるよ』


文都君は、嬉しそうに笑ってうなづいた。


『じゃあ俺も！絶対有名な画家になる。あと、料理も頑張って結姉を助ける。そうだな、シェフもできる画家っていいと思わない？』