優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
お父様もコンサートを見てくれて、祥太君のピアノを聴いて、泣いていたそう。


本当に…良かった。


すごく努力して頑張ってきたもんね。


お父様も、心から安心されたと思うよ。


祥太君は、今でも時々、私だけのためにピアノを弾いてくれる。


それがとても楽しみだった。


祥太君を、独り占めできる演奏会。


たまらなく贅沢なひととき。


私にとって、最高の癒しの時間になっている。


『結菜ちゃん…俺、結菜ちゃんと一緒にペンション経営ができて嬉しいよ。今が人生の中で1番充実してるんだ。大切な仲間といられて、楽団も続けられて、ピアノが弾けて…本当に楽しいよ。全部、結菜ちゃんのおかげだよ』


ニコッと微笑んで、私の頭を撫でる祥太君。


いつもこうしてくれるんだよね。


『そんな…私も祥太君がいてくれてどれだけ助かってるか。いろいろ支えてくれて、すごく嬉しい』
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