優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
『はい。それまではしばらくお世話になります。頑張りますから…大好きな結菜さんのために』


『文都君は本当に優しいね。お客様も英会話、喜んでくれてるよ。わかりやすくて楽しいって』


『すごく嬉しいです』


文都君は照れながら私を優しく抱き寄せて、ムギュってしてくれた。


『文都君の体の熱が伝わるよ。とても…熱い』


『結菜さんのせいですよ。ドキドキして体温が上がってるんです。僕は結菜さんのことが本気で好きだから。たとえ離れていてもこの気持ちが変わることはありません。絶対に』


ありがとう、本当に…感謝してる。


そして、颯君は…


いよいよ美大を卒業した。


知り合いの方に個展の話ももらって才能を開花させている。


画廊で初めての個展を開催した時は、みんなで見に行った。


素敵な絵がいっぱいで大盛況だった。


どれも好きだけど、1番は私を描いた絵だって…颯君が言ってくれた。


これだけは、どんなことがあっても絶対に売らないって。
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