優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
そのうちお義母さんも智華ちゃんも出かけて、颯君が帰ってきた。


『おかえりなさい、颯君』


『ただいま。お昼、サンドイッチ買って来たから一緒に食べない?他に誰かいる?』


『…あ、うん。旦那がいる…』


『健太さんいるんだ。じゃあ、3人で食べよ』


颯君は、買って来てくれたサンドイッチを綺麗にお皿に移して、ダイニングテーブルに並べてくれた。


たまごサンドにハムサンド。


有名なパン屋さんの手作りだからすごく美味しそう。


何も言わなくても手際よくお茶の用意までしてくれる颯君は、いつもいろいろ手伝ってくれるから助かる。


部屋に戻ってた旦那を呼んで、私達は3人でランチをした。


『健太さん、今日は仕事休みなんですか?』


颯君も、さすがに40歳の旦那には敬語を使う。


『ああ、今日は休み。暇を持て余してるとこ』


『そうなんですか。健太さん、趣味とかは?』


『趣味か…特に無いな』


女の子と話すこと。


だよね、あなたの趣味は。


本当はそう言ってやりたかったけど…


でも、やめておこう。
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