優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
『えっ、ああ、ごめんなさい』
確かに大人気ないかも知れないけど、だけど…
このクッキーは他の人には食べてほしくなかったから。
『食べられたくなかったらどこかに隠しておいて下さいよ~』
ひなこちゃんは、少しあきれたようにまた笑った。
『クッキーが食べたいわけじゃないの。他のなら食べてもらってもいいんだけど…』
『いやだ、大家さん。そんな意地悪言わないで下さい』
ひなこちゃんには、文都君からもらったなんて言えなかった。
それに…いつまでも大家さんって呼ばれてることが、何だか急に寂しくなった。
私、やっぱり嫌われてるのかな?
ひなこちゃんのお母さん代わりには、まだまだ全然なれそうにない。
『そんなに食べたいなら、クッキー返します。おばさんになると意地汚くなるんですね。私、部屋に戻ります』
ひなこちゃん…
いつからか、私に対しての言葉がキツくなってる。
クッキーを置いていたのが悪い、そう言い聞かせ、私は思わず大きなため息をついてしまった。
確かに大人気ないかも知れないけど、だけど…
このクッキーは他の人には食べてほしくなかったから。
『食べられたくなかったらどこかに隠しておいて下さいよ~』
ひなこちゃんは、少しあきれたようにまた笑った。
『クッキーが食べたいわけじゃないの。他のなら食べてもらってもいいんだけど…』
『いやだ、大家さん。そんな意地悪言わないで下さい』
ひなこちゃんには、文都君からもらったなんて言えなかった。
それに…いつまでも大家さんって呼ばれてることが、何だか急に寂しくなった。
私、やっぱり嫌われてるのかな?
ひなこちゃんのお母さん代わりには、まだまだ全然なれそうにない。
『そんなに食べたいなら、クッキー返します。おばさんになると意地汚くなるんですね。私、部屋に戻ります』
ひなこちゃん…
いつからか、私に対しての言葉がキツくなってる。
クッキーを置いていたのが悪い、そう言い聞かせ、私は思わず大きなため息をついてしまった。