優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
髪もすごく茶髪で垢抜けてるっていうか、医学部って感じじゃない。


でも、人を見た目で判断するのはダメだよね。


『初めまして、三井結菜です。いつも文都君がお世話になっています。今日は、文都君に誘ってもらって…』


『初めまして!びっくりしました。世の中に、こんなに若くて可愛い大家さんがいるんですね!僕もそこに住んでみたいな~』


何だか子犬みたいに目をキラキラさせてる。


ちょっと…可愛いかも。


『…あ、お世辞、すみません。気を遣わせてごめんなさいね。ありがとうございます』


『お世辞じゃないですよ~本当に素敵な大家さんで文都がうらやましいです。あっ、お邪魔してすみません。またいつでも大学に遊びに来て下さい。待ってま~す』


そう言って、達也君はどこかに行ってしまった。


みんな…口が上手いんだから。


嬉しいことばっかり言われたら、本当に勘違いして喜んでしまいそうになるよ。


『達也は正直です。とにかく頭が良くて、すごく良い奴です。だから…言われたこと、素直に受け取って大丈夫です』
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