優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
絵の中の私
あれから、1ヶ月が過ぎた。
7月に入り、いよいよ本格的な夏がやってきた。
太陽が照りつけ、うなだれるような暑さの中でも、綺麗に咲く庭の木々や草花達には毎日癒されていた。
みんな、それぞれが慌ただしく頑張ってる日々。
私はというと、家事に加えて、時間を見つけては颯君の絵のモデルをしていた。
颯君は、美大の授業が終わってからと休日に、たまにスーパーでバイトをしてて、本当に一生懸命頑張ってるから、せめてモデルとして支えられたらなって思ってる。
夕方になり、私はそのスーパーに買い物に行った。
相変わらず颯君のいる惣菜コーナーはご婦人達でいっぱいだった。
売り場の一部、見えるところで唐揚げや天ぷらを揚げている姿と、颯君の爽やかな笑顔がとてもカッコよくて、その優しい対応にみんなが満足気な表情を浮かべていた。
私は、少し空いた時を見計らって声をかけた。
『唐揚げ下さい』
颯君は私に気づいて、
『いらっしゃいませ!唐揚げですね。いつもありがとうございます!』
って、笑いながら言った。
『頑張ってるね』
『唐揚げオマケね、内緒だよ』
7月に入り、いよいよ本格的な夏がやってきた。
太陽が照りつけ、うなだれるような暑さの中でも、綺麗に咲く庭の木々や草花達には毎日癒されていた。
みんな、それぞれが慌ただしく頑張ってる日々。
私はというと、家事に加えて、時間を見つけては颯君の絵のモデルをしていた。
颯君は、美大の授業が終わってからと休日に、たまにスーパーでバイトをしてて、本当に一生懸命頑張ってるから、せめてモデルとして支えられたらなって思ってる。
夕方になり、私はそのスーパーに買い物に行った。
相変わらず颯君のいる惣菜コーナーはご婦人達でいっぱいだった。
売り場の一部、見えるところで唐揚げや天ぷらを揚げている姿と、颯君の爽やかな笑顔がとてもカッコよくて、その優しい対応にみんなが満足気な表情を浮かべていた。
私は、少し空いた時を見計らって声をかけた。
『唐揚げ下さい』
颯君は私に気づいて、
『いらっしゃいませ!唐揚げですね。いつもありがとうございます!』
って、笑いながら言った。
『頑張ってるね』
『唐揚げオマケね、内緒だよ』