優しい愛に包まれて～イケメンとの同居生活はドキドキの連続です～【リニューアル版】

女子2人にも、いつか結菜さんって呼んでもらえるように頑張らないと。


ここに居ることが心地よく感じてもらえるように…


そうじゃなきゃ、大家なんて名乗れないよ。


夜になって、夕食の準備が整って、智華ちゃん以外は食卓についた。


お母さんが買ってきてくれたオードブルのセットが、テーブルの真ん中を飾った。


颯君の揚げた唐揚げも。


今日はパエリアを作ったし、すごく華やかな食卓になった。


『美味しい！このパエリア、お店の味だね』


祥太君にほめてもらった。


『本当に美味しい。昌子さんのオードブルもいいですね』


颯君が言うと、お母さんは嬉しそうだった。


『颯君の唐揚げ。いつ食べても本当に美味しいです』


と、ひなこちゃん。


『ありがとう。うちの1番人気』


『私、唐揚げ大好きなんです』


『そうなんだ。たくさん食べて』


ひなこちゃんは、颯君に向かって満面の笑顔だった。


本当に…可愛い。