優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
『結姉…好きだよ』
颯君は私をギューっと抱きしめた。
とろけそうになるそのセリフが、何度も頭の中を駆け巡る。
私達はそれ以上何かするわけでもなく、ただずっとお互いの温度を感じていた。
離れることができないまま、時計の秒針が動く音と、2人の吐く息の音だけがかすかに響いて。
私は思った。
今の私にとって、颯君のこのピュアで真っ直ぐな気持ちはすごく新鮮で、大人のドロドロした醜くて汚い部分を綺麗に洗い流してくれるようだと。
このまま…ずっとこうしていたいと。
でも、そんな感覚に包まれた数分間も、早く終わらせないと!って、私は急に我に返った。
『…ご、ごめんね、颯君。私は一応…人妻。いろいろなことがまだ整理できないの。今日のことは…少し考えさせて』
それしか言えなかった。
颯君は、下を向いたままうなづいた。
『…結姉、困らせてごめん。でも、結姉を苦しめたくて言ってるんじゃないんだ』
『もちろん、わかってるよ。ありがとう…じゃあ、降りるね。また絵の続き描いてね』
『必ず』
颯君は私をギューっと抱きしめた。
とろけそうになるそのセリフが、何度も頭の中を駆け巡る。
私達はそれ以上何かするわけでもなく、ただずっとお互いの温度を感じていた。
離れることができないまま、時計の秒針が動く音と、2人の吐く息の音だけがかすかに響いて。
私は思った。
今の私にとって、颯君のこのピュアで真っ直ぐな気持ちはすごく新鮮で、大人のドロドロした醜くて汚い部分を綺麗に洗い流してくれるようだと。
このまま…ずっとこうしていたいと。
でも、そんな感覚に包まれた数分間も、早く終わらせないと!って、私は急に我に返った。
『…ご、ごめんね、颯君。私は一応…人妻。いろいろなことがまだ整理できないの。今日のことは…少し考えさせて』
それしか言えなかった。
颯君は、下を向いたままうなづいた。
『…結姉、困らせてごめん。でも、結姉を苦しめたくて言ってるんじゃないんだ』
『もちろん、わかってるよ。ありがとう…じゃあ、降りるね。また絵の続き描いてね』
『必ず』