行き着く先は・・
••恋愛初心者
「うん····ん··」
俺が希空のおでこにキスをすると
希空から声が漏れる
眼を開けて自分を見て欲しい
いくときの妖艶な顔をみたい
この口で好きだと言って欲しい
« 聡吾さん »と呼んで欲しい
こんな俺を希空は、あきれるだろうか
引くだろうか
と、不安になり希空を抱き締めると
希空が俺の鎖骨に唇を寄せて
「聡吾さん、大好き。」
と、言った。
俺の不安?がわかったのか
「俺は、愛してる。」
「うふっ、ありがとう。
でも、何を考えていたの?」
と、言う
「気づいていたのか?」
と、訊ねる俺にに
「眉間にシワが寄っていた。」
と、俺の眉間に手でふれる。
俺は、思っていたことを伝えると
「そんな風に思っていたなんて
驚きましたが。
私だって、聡吾さんが付き合った
女性に嫉妬してます。
だって、聡吾さんの回りには
あんまりにも綺麗な方が多いから
撮影とわかっていても
そんな顔をしないで
とか、思っていますよ。
私もこんな風に男の人に思ったのは
聡吾さんだけです。
今までの数少ない恋愛経験は、
本当は、恋愛ではなかったのかと
思ってしまうほどです。
引きましたか?」
と、言うと
「引くわけない。ありがとう希空。
こんな俺を受け入れてくれて。
恋愛初心者?みたいな俺に
呆れる事もなく、向き合ってくれて。」
と、言うから
「きちんと口にしてくれるから
聡吾さんの思いや考えがわかって
不安や心配がなくなります。
そんな聡吾さんが好き、だ~い好き。」
と、チュッと聡吾さんの唇に
キスをすると
すぐにふか~いキスをされて
朝から聡吾さんに翻弄され
聡吾さんは、身体を繋げながら
何度も« 愛してる »と言ってくれた。