行き着く先は・・

••宜しくね


「今の聡吾さんじゃ、
希空を一人で日本にはやらないだろうね。」
と、悠人さん。

「まぁ、いいじゃないか
希空とひかりちゃんは、
幼馴染みで親友なんだから
行かせてあげなさい。」
と、修吾パパが言うと
「ああ?親父なら、
茜さんを一人で日本へ、やれるのかよ」
と、返す聡吾さんに
「ああっ、いや~無理かな。」
と、言う修吾パパに。
「だろ?なら、俺の休み調整して。」
と、告げる聡吾さんに
皆が笑いだした。

「休み調整してあげて。」
と、母に言われる修吾パパ
「じゃ、新婚旅行かねてと言う事で。
日本で婚姻届けを出して
真一さんのお墓に挨拶してこい。」
と、言ってくれたから。
「私、イタリアのポジターノに
        行ってみたい。」
と、聡吾さんに言うと
「じゃ、日本から
ポジターノに行ってから帰ろう。」
と、聡吾さん。
「どんだけ、甘いのやら。」
と、悠人さんが呟くと
「だって、初めての恋で
初めて愛した人だから、
希空にメロメロでしょ。」
と、言うひかりに
私は、真っ赤になり
聡吾さんは、
「きっと、そうだと思う。」
と、平然と答えた。

私達は、食べながら飲みながら、
ワイワイと騒いでお祝い会は、
進んだ。

東さんとケイトは、
私達に驚かされていたようだが····

ケイトにとっては、
イタリアの凄いモデルと
一緒に食事をしているだけでも
天にものぼるここちなのに·····

あのニヒルで
人に関心のない
プレイボーイで
冷たくてクールなモデルの
« Sogo »····が········

一人ポカ~ンとしているケイトに
皆が気づいて·····
「あちゃー·····ケイトは、
Sogoのファンだった。
忘れていた。」
と、話す希空に
「素のSogoを知ったと?」
と、面白がるひかり
「俺は、ひかりから聞いていたからね。
でも、目の当たりにして
少し驚いたから
彼は、もっとかも。」
と、東さん。
「でも、ケイトは、日本語わかるの?」
と、ひかり。
「うん。なんとなく。」
と、希空が答えると
『ケイト、驚かせたかな?
ここでは、モデルのSogoはいないんだ。
それと、希空の前にいる
俺が本当の俺だよ。
幻滅したかい?』
と、聡吾さん。
『No!!
益々、カッコいい!
それも、イタリア人で
本当のSogoを知っているのは、
僕だけなんて、感激!!』
と、言うケイトに
皆、爆笑していたが聡吾さんは、
『それは、良かった。
希空を宜しく頼むな。』
と、言うと
『はいっ、はい、必ず』
と、言うと

『『『『『『『宜しくね』』』』』』』
と、皆が口を揃えてた。
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