行き着く先は・・

••はじまり


目を覚ますと
悠人さんに抱き締められて
ベッドに寝ていた。

帰ってきたんだ。
と、ほっとしたが
LINEも電話も折り返さない
なんて·····と怒りがわいてくる。

すると
「希空、昨日はごめん。
買い忘れたものがあったから
買い物にでたら、知り合いに
あって、飲み屋に連れて行かれて
しまって。
携帯ばかり見る俺に
携帯を取り上げられて」
「そうなんだ。心配しました。」
と、言うと
悠人さんは、優しくキスをして
あ~スイッチが入りそうだから
慌ててベッドから逃げ出すと
悠人さんの笑い声が後から
聞こえた。
「だって、まだ引き継ぎ
終わらないんだから。」
と、言う私に、
悠人さんは、またまた笑っていた。


この事が·····始まり···だとも·····思わずに
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