行き着く先は・・

••きいてくれる


少しして
「遅い時間にごめんね。
   話しきいてくれる?」
と、言うと
「いつも、まだ遅くまで起きてる。
ゆっくり話しな。」
と、言ってくれたから
「ありがとう。··························」
と、話す間にも
涙が溢れていた。

「きっと、希空が思っていることと
私が思っていることは同じ。」

「もう、わからないの····すべてが····
悠人さんは、あやしい事がないから
平然としているのかも
しれないけど·····

どうみても····あの写真といい·····
今回と····いい···

奥さんに気持ちが残っているように
しか見えない
体調の悪い奥さんが心配なのかも
知れないけど
どちらにしても気持ちがないと
会って食事をしたり、心配したり
抱き上げたりしないと思う。」
と、言うとひかりは
「元ね?奥さんじゃないよ。
私の親友は、不倫はしないからね。」
と、言われて
そこって、笑いがでた。

そんな私を見て
ひかりはホッとした顔をみせた。
「ひかり、ありがとう。」
と、言うと
「辛いだろうけど、早急に結果を
出さないでよ。
それと、希空、あなた明日、
目開かないはずだから休みな
わかった?」
と、言われて
そうすると伝えて

悠人さんの部屋から
自分の荷物をお運びだした
と、言うとひかりは飽きれながら
「やるね。」
と、笑ってくれた。

ひかりから今日は
「一緒に寝よう。」
と、言われて
昔を思いだしながら
ひかりのベッドで二人で眠った。

眠れないと思っていたのに
不思議とゆっくり眠れた。
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