行き着く先は・・
••ばったり
金曜日まで休んだ。
早瀬から
「月曜日から元気に来て下さい。」
と、今まで三日も休むなんてなかった。
木曜日もいすずがやっきて
あれこれ世話をやいていた。
まだ、体がだるく
寝ている事が多かった。
希空は、俺といすずを見て
どう思っているのだろうか
気になるが
それを訊ねる勇気も気力もない。
木曜日の夜に色々してくれてから
いすずは、帰って行き
金曜日の夕方にもやっきた。
「もう、大丈夫だから。」
と、言ったが
自分の時も助けてもらったからと。
こんな風になっても
看病する人もいないと
哀れんでいるのだろうか
でも、なにも言わずとも
先々に動いてくれる
いすずを何とも言えない気持ちで
見ていた。
金曜日の夜には体も楽になった。
土曜日の朝、仕事に行く
いすずと一緒に俺も会社に顔を出して
たまった仕事やメールをチェックした。
携帯がなり、みると
いすずからで
『食事をしない?』
『お礼をするよ』
と、ショートメールを返して
場所と時間を決めた。
やれる分を済ませて
待ち合わせ場所にいく。
仕事に没頭して昼も食べてなったから
かなりの量を食べた。
「良く食べるわね。」
と、いすずに
呆れられながら腹をみたした。
先日、病院に一緒行くと
約束していたのに
体調が悪くていけなかったことを
詫びた。
いすずは、
「一人では行けなくて行ってない。」
と、言うから
次は必ず行くからと約束をした。
店を出て、いすずを送ろうとした時
「あら、あの娘」
と、いすずが·····
見ると、
前方から希空と希空と同じ年位の男性が
一緒にいた。
ああ·····彼がいるから···か·····
と、思っていると····