行き着く先は・・
••少し下がる
課長の部屋に付き
ブザーをならすが
やはり、反応がなく
ドアノブを回すと
ドアが開いた。
「課長?かちょう?」
と、言いながら
玄関から上がり
部屋を覗いて行く
リビングダイニングとキッチン
トイレ、お風呂、洗面所
寝室?
寝室を開けるとベッドの上に
息の荒い課長が寝ていた。
会社に行こうとしていたのか
ワイシャツとスラックスを着ている。
「課長?課長?」
と、肩を叩くと
目を開き
「あお··やま··?」
「はい。早瀬さんのチームが忙しいので
私が来ました。」
「そう····か··」
「課長、まずは、服を着替えて下さい。」
と、言って服の場所とシーツの場所を
聞いて
「すみません。勝手に開けてとります。」
と、断り下着から部屋着をとり
シーツも出し、タオルをかりて
洗面所でタオルを濡らして(お湯)
脱いだ課長の体を拭いて
着替えさせる。
スラックスのベルトを外すと
「俺が····」
と、言うから
「できますか?」
と、言うと
きつそうにしながら
「あ···あ」
と、言いながらスラックスを脱ぎ
下着に手をかけたから
私は寝室から出た。
少しして戻ると
課長は、ベッドに座っていたから
ベッドの半分ずつシーツを変えて
綺麗な所に課長を寝せて
熱を計る·····38度7分
水分を飲ませて
課長のおでこに熱さまシートを貼り
買ってきた材料で
お粥を作り
寝室に運ぶ
課長は、料理をするのか
調理器具が色々あって助かった。
「課長、少し食べて下さい。」
と、言うと
きつそうに目を開けるから
「きついけど、少しでも食べて下さい
薬を飲みますから。」
と、言い課長の体を起こして
食べさせる。
課長は、素直に口を開けてくれて
半分を食べて
スポーツ飲料を飲んで
風邪薬と解熱剤を飲ませる。
薬のアレルギーはないとの事だったから。
課長を横にして
着替えたものを洗濯機で洗う。
ワイシャツとスラックスは
クリーニングかな
と思い別にしておく。
課長を見に行くと
少し息が軽くなっていた
課長の食べた物を片付けて
洗濯物を干してから
課長の汗を拭いて
また、着替えをさせる
それを何度も繰り返す。
明け方には、熱も落ち着いた。
朝は、うどんを作り
課長を起こして
食べさせて
着替えさせ、薬を飲ませた。
「今日まで休んでください。」
と、言うと
「ありがとう。
青山、寝てないだろう?すまない。」
「大丈夫ですよ。少しは寝ましたから」
と、言い
「出社しますね」
と、言うと
少し心細そうにするから
「帰りに寄っても?」
と、言うと
ほっとした顔をしながら頷いた。
希空は、可笑しくなり
クスクス笑いながら
課長の部屋を後にした。