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••日本の四季



日本の四季を彩る五節句

★1月7日 睦月 人日の節句(七草の節句)
 七草粥などを食し、
  その年の健康を祈願します。

★3月3日 弥生 上巳の節句(桃の節句)
 雛人形を飾り、女子の節句として
  健やかな成長を祈願します。

★5月5日 皐月 端午の節句(菖蒲の節句)
 五月人形やこいのぼりを飾り
 菖蒲湯に浸かり男子の節句として
  健やかな成長と立身出世を祈願します。

★7月7日 文月 七夕の節句(笹の節句)
 短冊に願いを書いて笹につるし
  夢成就を祈願します。

★9月9日 長月 重陽の節句(菊の節句)
 菊酒や菊の被面(きせわた)を使い
  菊の薬効により健康を祈願します。
  また「後(のち)の雛」として
  お雛様を飾ります。

この重陽の節句は、
私が初めて知った節句だったので
とても、新鮮だった。

その日は、
菊の花で作った枕で寝ると言う
風流な習わしも聞いたが
菊の花で枕とか作れないから
キク科のカモミールのアロマオイルを
おばあちゃんが数的タオルに
垂らして枕に巻いてくれて
その夜は、良い香り包まれて
眠りについた、記憶があった。

◆◆ちらっと小耳に◆◆
【この日、財布を新しく購入して
その夜、月に照らすと良い·····とか】

この五つの節句について
写真を掲載して文章を書いて見た。

ひかりに見てもらいながら。
ひかりからは、
「中々、文章も面白いじゃない。」
と、言ってもらえた。

良かった~と、ほっとしながら
自分のプロフィールをごくごく簡単に
書いて、小さな小さな、自分写真を
載せてもらった。
誰も見る人やらいないと
思いながら·····。。。

本については、これで一度終わり
いまは、花のアレンジメントや
接客等に頑張っている。

本は、一ヶ月後に出版された。
私のページは、1ページのみ。

ひかりからその冊子をもらって
ドキドキしながらページを開くと
お粥、雛、こいのぼり、笹、菊
綺麗に彩られて、
恥ずかしいやら、嬉しいやらで
顔がにやけていたらしく
ひかりに笑われてしまった。

例え誰の目にも
とめられなくても
自分自身が高揚している
のがわかり新鮮に感じていた。

だが、ひかりから
「編集室に問い合わせが
凄いみたいよ。」
??と、思っていると
「この記事を書いたNoaさんとは?って」
と、言われた。

私は、名前をNoaにしている
私を知っている人はわかるかも
だけど····
「えっ、文がダメだった?」
「違う、違う、面白い捉え方と
希空自身に興味が有るみたいだよ。」
「あんな小さな写真で?
でも、記事については···嬉しいな。」
「まぁ、編集室がうまくやるでしょ。」
と、ひかりと話してから帰った。

今は、母と二人で暮らしている。
一緒に暮らしても
母と毎日会うわけではない
とても、忙しい人だから·····
スケジュールは、冷蔵庫に
はってある。
母も私も····

夜に正樹からLINEがきていた。

本を買ってくれたみたいで。
正樹には、悠人さんとの事が
きちんとしてから会って話をした。

愛だの恋だの当分は無理だ··と。
だから、友人なら··と話すと
正樹は、
この先、わからないじゃん
と、言ってくれたが
そんな気持ちも、
今はまったくない事を話して
期待をするならやめたほうが良い
と、言うと
その辺り理解したのか
それなら友人で、となった。

正樹にしても
悠人さんにしても
自分なりに真剣に付き合ってきた
その結果がこれなんだから
恋愛沙汰に向かないと
希空は真剣にそう思っていた。
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