行き着く先は・・
••母、イタリアへ
リタの葬儀を家族の方と
一緒に参加させて貰った。
修吾さんも一緒にいてくれた。
聡吾さんは、私が泣き止むまで
私を抱き締めてくれていたみたいで
私が寝落ちすると
リタの家のベッドに寝せてくれた。
リタは、お墓に眠りにつくと
聡吾さんも来てくれた。
今後については
修吾さんが間に入ってくれる事に····
リタのご家族も優しい方々で
私が店は、
『借用にしてほしい。』
と、お願いしたが
『やる。』と、きかない。
それで修吾さんがリタの店を買い取り
その代金をご家族に払い
私は、修吾さんに払う形となった。
私は、母とひかりにその事を
話すと、母が修吾さんに
支払うとなり
母と修吾さんが会うことになった。
リタのお店を少し改装しようと
思っている。
シェーン・ビューロの
山寺 律さんを修吾さんが
紹介してくれた。
《 〔どうして···〕の彩羽の旦那様 》
山寺さんは、ドイツに
いらっしゃるようだが
イタリアも手掛けているとか。
直ぐに連絡をして
まずは、店をみて頂いて
改装に入る事になる。
修吾さんや聡吾さんに相談して
花屋を営んでいる母の意見も
聞きたい。
明日、時間をさいて母が
イタリアに入ってくれる。
修吾さんも時間を作ってくれて
母を空港に迎えに行ってくれる事に。
一緒に行って話したほうが
早いとの事だった。
大がかりになり
修吾さんにも母にも
申し訳ないと思っていた。
私がイタリアに入ってから
聡吾さんは、時間の有る限り
私のそばにいてくれた。
「仕事忙しいのでは?」
と、何度も言ったが
「問題ない。」
と、言ってくれて·····
だからと言って
修吾さんと話すわけではない。
なぜか、お互いが空気みたいだ。
親子だからできるのか
本当に何も感じないのか
私には、それを確認する
時間も余裕もなく
毎日が過ぎていった。