茉莉花の花嫁
そう聞かれたので、
「さっきの話の続きなんですけど…」

茉莉花は話を始めた。

「もしかしたら、何かに憑かれたかも知れないですね…」

茉莉花の話を聞き終えると、美紀は言った。

「つ、憑かれたって…私、幽霊か何かに憑かれちゃったの?」

そう聞いた茉莉花に、
「その人が持っていたモノ…何なのかはよくわからないんですけれど、それに憑かれたんじゃないかと思います」

美紀は答えた。

「えっと…私、どうしたらいいんですか?

お祓いとかしてもらった方が…」

「いい方なのか悪い方なのかもわからないのに、いきなりお祓いと言うのは…」

美紀はうーんと考えると、
「しばらく、様子を見てみましょう。

もし何かあったら、私に言ってください」
と、言った。

「はい、わかりました」

茉莉花は首を縦に振ってうなずいた。
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