結婚から始めましょう。
「今は荷物が少しありますが、ここを夫婦の寝室にしようと思います」
ゲストルームよりさらに広い寝室は、リビング同様に眺めが良い。まだベッドはないけれど、ここで一緒に寝起きするのかと思うと、今から緊張してしまう。
「来週末、予定が合えば一緒にベッドを見に行きませんか?」
「へ?」
思わず気の抜けた声が出てしまい、またもやくすりと笑われてしまう。
こんなの、いろいろ意識してますって言ってるようなものだ。恥ずかしすぎる。
「桃香さん、リラックスしてください。ここはあなたの家になるんですよ。いろいろと不安もあると思いますが、入籍するまでは桃香さんの嫌だと思うことは絶対にしませんから」
えっと……ん?
「入籍するまでは?」
「あっ、ばれました?もちろん、入籍後もあなたが本気で嫌がることはしません。ただ縁あって結婚するんですし、私だって男なので」
「そ、そ、そ、そうですよね……」
気まずいんですけど……
「まあ、おいおい」
「お、おいおいですね」
ガチガチになってしまう私を、蓮はくすくす笑っている。
「も、もう、蓮さん!!」
「すみません。桃香さんの反応が初々しくて、可愛らしくてつい。それでは、土曜にベッドと必要なものを買いにいきましょう」
ゲストルームよりさらに広い寝室は、リビング同様に眺めが良い。まだベッドはないけれど、ここで一緒に寝起きするのかと思うと、今から緊張してしまう。
「来週末、予定が合えば一緒にベッドを見に行きませんか?」
「へ?」
思わず気の抜けた声が出てしまい、またもやくすりと笑われてしまう。
こんなの、いろいろ意識してますって言ってるようなものだ。恥ずかしすぎる。
「桃香さん、リラックスしてください。ここはあなたの家になるんですよ。いろいろと不安もあると思いますが、入籍するまでは桃香さんの嫌だと思うことは絶対にしませんから」
えっと……ん?
「入籍するまでは?」
「あっ、ばれました?もちろん、入籍後もあなたが本気で嫌がることはしません。ただ縁あって結婚するんですし、私だって男なので」
「そ、そ、そ、そうですよね……」
気まずいんですけど……
「まあ、おいおい」
「お、おいおいですね」
ガチガチになってしまう私を、蓮はくすくす笑っている。
「も、もう、蓮さん!!」
「すみません。桃香さんの反応が初々しくて、可愛らしくてつい。それでは、土曜にベッドと必要なものを買いにいきましょう」