近そうで遠い存在






沁「確かに俺は告白ってだけで五・六年言わずに情けねぇ。何をするにも戸惑って時間がかかる。」




…沁…





沁「…けど、護るって決めた奴だけは、絶対命に代えても護る!!護れなかったお前とは違う!!!」







楮「…お前は護れんのか?…蘭嘩を。」








沁「当たり前だ!!」









楮「…そうか……俺が間違ってたみてぇだな……………なぁ、蘭嘩。」







蘭「何…?」








楮「俺はお前を愛してる。」
















…………え…?







沁「あ、諦めたんじゃなかったのかよ!!」








蘭「ど…どういう事…?」









楮「実は、俺も沁と同じ頃から蘭嘩が好きだった。アメリカ行っても忘れらんなくて…ずっと悩んでた。そんな時、交通事故にあって…親は即死。せめて蘭嘩だけでも俺と一緒にいて欲しかった。」









楮那…








楮「だから、俺は蘭嘩を奪いに来たんだ。…でも、二人が余りに純潔で………汚してやろうと思った。………蘭嘩には俺より沁の方がずっと幸せになれるだろうな。」








沁「…馬鹿野郎が…」








蘭「ホントだよ…」









それから楮那は彼女捜すって日々歩き回ってる。









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