触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
メイクを終えてリビングに戻る。

テーブルに置いたスマホが点滅している。



ーー電話? ライン?



こんな朝早くから珍しいな。




充電器からはずし、画面に触れる。

通知の中に見覚えのないアイコンがあった。



『おはようございます、お仕事頑張ってください』



昨日もそれまでも連絡先を交換したことはないはずだけど、いつの間に。


ふと目にはいる時刻に慌ててかばんを掴む。

スマホをその中に入れて、私は家を飛び出した。

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