触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
恋人の様子がなんか変です。
日付が変わって、早く寝るように促される。



「……澪ちゃんは?」

「乾燥終わったら行きますよ」



SARASAにいるときの口調になって、いつもみたいに柔らかく笑う。



「私も待ってちゃダメ? 自分の服もあるし」

「ミカさんのより私のほうが多いから。
明日も仕事あるし、先に寝てていいですよ」



さっきの話をしてから、明らかに澪ちゃんの様子が変わった。

拒絶されているふうにすら感じる。



「レポートもあるし」



取ってつけたような嘘だと、すぐにわかる。

でもここで謝ってしまうと更に傷つけるとわかっていたから、大人しく寝室に向かうことにした。

さっきの私の対応は間違っていた。
でも他になんて言えばよかったの?
私は澪ちゃんが好きで、性別とか関係なくなってきているのに。
それを伝えたかっただけなのに。
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