触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
家に着いて、澪ちゃんとの約束通りに連絡をする。
仕事中だからか、既読がついただけで返信はなかった。
今この時間、澪ちゃんと早坂が店の中でどんな話をしているのか気になって仕方がない。
仕事中の澪ちゃんに限って喧嘩をふっかけるようなタイプには見えないけど、早坂は……。
せっかく早めに家に着いてゆっくりできるはずなのに、返事のこないスマホが気になってご飯中もお風呂中もそのことばかり考えてしまう。
結局、澪ちゃんの仕事が終わる1時までベッドの中で待ってしまった。
10分過ぎたところで、電話をかける。
「もしもし、澪ちゃん?」
『ミカさん? どうしたの? 起きてた?』
いつも通りの澪ちゃんの声だ。
後ろで車のエンジン音が聞こえる。帰りの車の中らしい。
「さっき来た、会社の人」
『何もなかったよ。俺はカウンターで、向こうはボックスで飲んでたから』
『大丈夫、喧嘩してないよ』と澪ちゃんが笑った。
『あー、ミカさんがまだ起きてたならミカさんのとこに行けばよかったな』
「え、来てもいいよ」
『いやー、さすがに2日連続寝不足にさせたら大変だから今日は我慢する』
澪ちゃんの言葉に、勝手に悲しくなる。
こういうときこそ、一緒にいたかったな……。
直接話をしていないかもしれないけど、店を出るときはカウンターを通るから、お互い再度顔を合わせているはずだ。
何もなかったならそれでいいけど……。
「……じゃあ、水曜日に会おうね」
『うん、おやすみなさい』
電話を切った後も安心できなくて、私がようやく眠りについた頃には時計は3時を過ぎようとしていた。
仕事中だからか、既読がついただけで返信はなかった。
今この時間、澪ちゃんと早坂が店の中でどんな話をしているのか気になって仕方がない。
仕事中の澪ちゃんに限って喧嘩をふっかけるようなタイプには見えないけど、早坂は……。
せっかく早めに家に着いてゆっくりできるはずなのに、返事のこないスマホが気になってご飯中もお風呂中もそのことばかり考えてしまう。
結局、澪ちゃんの仕事が終わる1時までベッドの中で待ってしまった。
10分過ぎたところで、電話をかける。
「もしもし、澪ちゃん?」
『ミカさん? どうしたの? 起きてた?』
いつも通りの澪ちゃんの声だ。
後ろで車のエンジン音が聞こえる。帰りの車の中らしい。
「さっき来た、会社の人」
『何もなかったよ。俺はカウンターで、向こうはボックスで飲んでたから』
『大丈夫、喧嘩してないよ』と澪ちゃんが笑った。
『あー、ミカさんがまだ起きてたならミカさんのとこに行けばよかったな』
「え、来てもいいよ」
『いやー、さすがに2日連続寝不足にさせたら大変だから今日は我慢する』
澪ちゃんの言葉に、勝手に悲しくなる。
こういうときこそ、一緒にいたかったな……。
直接話をしていないかもしれないけど、店を出るときはカウンターを通るから、お互い再度顔を合わせているはずだ。
何もなかったならそれでいいけど……。
「……じゃあ、水曜日に会おうね」
『うん、おやすみなさい』
電話を切った後も安心できなくて、私がようやく眠りについた頃には時計は3時を過ぎようとしていた。