触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
無事に部屋までたどり着けたことにほっとする。
今日はもう誰からの連絡も取りたくない。
スマホをサイレントモードにしてベッドの上に放り投げた。
やっぱりお店に行けばよかった。
お店に行ってこの前みたいに仕事終わりまで一緒にいて、一緒に帰ればよかった。
次の日、寝不足でもなんでもいいから、澪ちゃんと眠ったほうが安心できるのに。
1人でいるのは、こんなに怖い。
次の日、いつもより3本早い電車で出社した。
最近、朝もエレベーターでもフロアのドアロック前でも早坂と一緒になるから、できれば会いたくなかった。
始業時間まで30分あるから、社内はまだ人がまばらだ。
自分の席のパソコンを立ち上げる。
営業のエリアを見る。
早坂はまだ来ていないみたいだ。
休憩室に行こうと思い立ってと席を離れる。
早く来すぎたせいで時間が余った。
総務の後ろ、フロアの角にある休憩室のドアを開ける。
「百瀬さん、おはよう」
誰もいないと思っていたから突然声をかけられて驚いてしまった。
「ーー須賀さん」
「コーヒー飲みに来たの?」
「はい」
須賀さんは応接用のソファに座ってコーヒーを飲んでいた。
あの日この人にも、私と澪ちゃんが抱き合っているところを見られていたから、緊張する。
須賀さんの視線を背中にバシバシ感じながら、コーヒーメーカーのスイッチを入れる。
コーヒーが出来上がるまでの機械音が長く感じる。
今日はもう誰からの連絡も取りたくない。
スマホをサイレントモードにしてベッドの上に放り投げた。
やっぱりお店に行けばよかった。
お店に行ってこの前みたいに仕事終わりまで一緒にいて、一緒に帰ればよかった。
次の日、寝不足でもなんでもいいから、澪ちゃんと眠ったほうが安心できるのに。
1人でいるのは、こんなに怖い。
次の日、いつもより3本早い電車で出社した。
最近、朝もエレベーターでもフロアのドアロック前でも早坂と一緒になるから、できれば会いたくなかった。
始業時間まで30分あるから、社内はまだ人がまばらだ。
自分の席のパソコンを立ち上げる。
営業のエリアを見る。
早坂はまだ来ていないみたいだ。
休憩室に行こうと思い立ってと席を離れる。
早く来すぎたせいで時間が余った。
総務の後ろ、フロアの角にある休憩室のドアを開ける。
「百瀬さん、おはよう」
誰もいないと思っていたから突然声をかけられて驚いてしまった。
「ーー須賀さん」
「コーヒー飲みに来たの?」
「はい」
須賀さんは応接用のソファに座ってコーヒーを飲んでいた。
あの日この人にも、私と澪ちゃんが抱き合っているところを見られていたから、緊張する。
須賀さんの視線を背中にバシバシ感じながら、コーヒーメーカーのスイッチを入れる。
コーヒーが出来上がるまでの機械音が長く感じる。