触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「今日はすっごく楽しかった、ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございます。
ミカさんも、寄り道しないでちゃんと帰ってくださいね。
あ、帰ったら連絡ください!」
「澪ちゃん、年下なのにたまにお母さんみたいだよね」
「もう、絶対ですよ!」
「はーい」
SARASAまで送ると言った私の提案は却下されて、電飾の明るいショッピングモールの前で別れる。
時間ギリギリまで私と一緒にいたせいで、遅刻しかけて小走りになってる澪ちゃんの後ろ姿を見送って、私も駅に向かって歩き出した。
「澪!」
すれ違いざまに男の人が澪ちゃんの名前を呼んだ。
急いでいる澪ちゃんの足が止まる。
ーー知り合い?
距離が遠くて何を話しているのか聞こえないけど、男の人が澪ちゃんの頭に手を置いた。
それを笑いながら澪ちゃんが払う。
立ち止まりながら話をしたあと、2人は並んでSARASAのほうへ行ってしまった。
ーーお客さんにしては距離が近いような……、友達?
澪ちゃん、男の人とああやって普通に話せるんだ……。
「こちらこそ、ありがとうございます。
ミカさんも、寄り道しないでちゃんと帰ってくださいね。
あ、帰ったら連絡ください!」
「澪ちゃん、年下なのにたまにお母さんみたいだよね」
「もう、絶対ですよ!」
「はーい」
SARASAまで送ると言った私の提案は却下されて、電飾の明るいショッピングモールの前で別れる。
時間ギリギリまで私と一緒にいたせいで、遅刻しかけて小走りになってる澪ちゃんの後ろ姿を見送って、私も駅に向かって歩き出した。
「澪!」
すれ違いざまに男の人が澪ちゃんの名前を呼んだ。
急いでいる澪ちゃんの足が止まる。
ーー知り合い?
距離が遠くて何を話しているのか聞こえないけど、男の人が澪ちゃんの頭に手を置いた。
それを笑いながら澪ちゃんが払う。
立ち止まりながら話をしたあと、2人は並んでSARASAのほうへ行ってしまった。
ーーお客さんにしては距離が近いような……、友達?
澪ちゃん、男の人とああやって普通に話せるんだ……。