触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「ううん、ごめんね、急に電話して。
今日お店行ったんだけど澪ちゃんいなかったから」

『会いにきてくれたんですか?』

「うん、一応、この前、電話じゃダメだって言ってたから」

『……ミカさん今どこ?』



この前のショッピングモールの近くにいることを伝える。

30分待っててと言って、電話が切れた。



--会ってくれるのかな?

30分、何してよう。


当てもなくショッピングモールの中に入ってブラブラする。

この前来たときは楽しかったなぁと、すでに思い出話をするように勝手に感傷モードに入る。

これから言うのは、すごく自分勝手な結論だから。

嫌われたくないけど、嫌われてもしょうがないなって自分に言い聞かせる。

一通り中を廻ってから、澪ちゃんがなるべく見つけやすいようにショッピングモールの入口付近に戻ってきた。



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