触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「違う! あれはただの友達!
昨日、仕事終わってから何人かとカラオケ行ってファミレスで朝ごはん食べて帰ってきただけ!
映画館の後もたまたま会って一緒にお店行っただけ!」
「浮気者め」
「違うってば!」
じっと見つめながらカクテルグラスに口をつける。「もうやだ……」と澪ちゃんが泣きそうになった。
いじめすぎたと思って、立ったままの澪ちゃんの髪を撫でる。スツールが高いおかげで簡単に届いた。
怒ったような真面目な顔になった澪ちゃんが私の手をつかんだ。
そのまま唇が重なった。
「ーーこの高さからだとチューしやすいな」
「ふむ」と納得した顔をして、澪ちゃんが空いたグラスとおしぼりを持ってカウンターへ戻って行った。
「あらら? ミカさん、顔が赤いですよ?」
「……うるさいな」
なんでこう、主導権を握ろうとしてもどうしても上手くいかない……。
年下に翻弄されて悔しい。
昨日、仕事終わってから何人かとカラオケ行ってファミレスで朝ごはん食べて帰ってきただけ!
映画館の後もたまたま会って一緒にお店行っただけ!」
「浮気者め」
「違うってば!」
じっと見つめながらカクテルグラスに口をつける。「もうやだ……」と澪ちゃんが泣きそうになった。
いじめすぎたと思って、立ったままの澪ちゃんの髪を撫でる。スツールが高いおかげで簡単に届いた。
怒ったような真面目な顔になった澪ちゃんが私の手をつかんだ。
そのまま唇が重なった。
「ーーこの高さからだとチューしやすいな」
「ふむ」と納得した顔をして、澪ちゃんが空いたグラスとおしぼりを持ってカウンターへ戻って行った。
「あらら? ミカさん、顔が赤いですよ?」
「……うるさいな」
なんでこう、主導権を握ろうとしてもどうしても上手くいかない……。
年下に翻弄されて悔しい。