触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「澪ちゃん、今は家?」
『はい』
「じゃあ仕事終わったらうちに来ればいいよ、場所わかる?」
『え!? ーーいいの?』
電話の向こうの声が急に明るくなった。
またしてもしっぽを全力で振る大型犬の姿が見える。
「うん。あ、パジャマはたぶん私のだとサイズ小さくて貸せないから、お泊まりセット持ってきてね」
『はい!』
ーーうぅ、素直で可愛い……。
絶対今にこにこしてるよこの子……。
「じゃあ、澪ちゃんの仕事が終わる頃まで、私は今から寝ます。
終わったら電話してくれる?」
『はい! あ、でも帰りは電車無くてタクシーだから、ミカさんの住所後で送ってもらえますか?』
「わかったー」
終始、上機嫌で通話を終える。
澪ちゃんに言われた通り住所を送ってから着替えて、乾燥機から洗濯物を取り出す。
ソファの上で畳みながら、今日、掃除してよかったと彼女みたいなことを思った。
……いや、彼女ですが。
『はい』
「じゃあ仕事終わったらうちに来ればいいよ、場所わかる?」
『え!? ーーいいの?』
電話の向こうの声が急に明るくなった。
またしてもしっぽを全力で振る大型犬の姿が見える。
「うん。あ、パジャマはたぶん私のだとサイズ小さくて貸せないから、お泊まりセット持ってきてね」
『はい!』
ーーうぅ、素直で可愛い……。
絶対今にこにこしてるよこの子……。
「じゃあ、澪ちゃんの仕事が終わる頃まで、私は今から寝ます。
終わったら電話してくれる?」
『はい! あ、でも帰りは電車無くてタクシーだから、ミカさんの住所後で送ってもらえますか?』
「わかったー」
終始、上機嫌で通話を終える。
澪ちゃんに言われた通り住所を送ってから着替えて、乾燥機から洗濯物を取り出す。
ソファの上で畳みながら、今日、掃除してよかったと彼女みたいなことを思った。
……いや、彼女ですが。