触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
一線を越えました(未遂)。
仕事の終わった澪ちゃんがうちに来たのは、日付が変わってからちょうど2時間後だった。
それまであまりにすることがなくて撮りためていたバラエティ番組を流したけど、ちっとも頭に入ってこなくて。
だから澪ちゃんから「着きました」の連絡が来て、程なく玄関に現れたときは留守番が終わった子ども並みに喜んだ。
「シャワーありがとうございました」
来たときのVネックセーターとジーンズからパーカーとスウェットに着替えて、濡れた髪を簡単にまとめた澪ちゃんが出てきた。
--う、わ……。
急に数時間前のタブレットで見た内容を思い出す。
今日するかどうかもわからないのに、意識してしまう。
「澪ちゃん、ドライヤー貸そうか」
「あ、ありがとうございます」
澪ちゃんの横をすり抜けて脱衣所へ向かう。
すれ違うときふわっと甘い匂いがした。
同じシャンプーを使ったはずなのに、澪ちゃんの匂いと混ざって全く別のものに感じる。
それまであまりにすることがなくて撮りためていたバラエティ番組を流したけど、ちっとも頭に入ってこなくて。
だから澪ちゃんから「着きました」の連絡が来て、程なく玄関に現れたときは留守番が終わった子ども並みに喜んだ。
「シャワーありがとうございました」
来たときのVネックセーターとジーンズからパーカーとスウェットに着替えて、濡れた髪を簡単にまとめた澪ちゃんが出てきた。
--う、わ……。
急に数時間前のタブレットで見た内容を思い出す。
今日するかどうかもわからないのに、意識してしまう。
「澪ちゃん、ドライヤー貸そうか」
「あ、ありがとうございます」
澪ちゃんの横をすり抜けて脱衣所へ向かう。
すれ違うときふわっと甘い匂いがした。
同じシャンプーを使ったはずなのに、澪ちゃんの匂いと混ざって全く別のものに感じる。