【完】#ただいま溺愛拡散中ー あなたのお嫁さん希望!ー
「僕デカひなたと一緒じゃなきゃお風呂に入らない」
「馬鹿言うな。迷惑しているだろう。一人で入って来なさい。」
「いやだ!!」
「陽向!我儘ばかり言うんじゃない!
陽向は聞き分けの良い子だろう?お父さんやデカひなたを困らせるんじゃない」
樹くんまでデカひなたって…。いいんだけど、いいんだけどさ。
「一緒に入りたいんだもん!そんなに羨ましいならお父さんも一緒に入ったらいいじゃん!」
「い、い、い、一緒にって…」
珍しく樹くんが顔を真っ赤にさせる。お、照れてる!こんな意外な反応も嫌いじゃないですよッ。
「樹くん、私はいいですよ。一緒に入ります」
その言葉に顔を真っ赤にさせたまま、後ろへ後ずさった。
「チビひなたと一緒に入ります。
どうせ今日は夜もバイトはないですし、暇ですから」
「ああ…そういう…事か…。 びっくりした。君の事だから3人で入ろうと言い出すのかと…」
「やーん、樹くんのエッチ~!
さすがの私もそれはないですよぉ!じゃチビひなた行こうッ」
樹くんの家はお風呂まで豪勢だった。
大理石で出来た、立派なお風呂にはテレビなんかもついちゃってる。 大きな浴槽の隣に、シャワールームが別に完備してありまるで外国のような造りだ。