【完】#ただいま溺愛拡散中ー あなたのお嫁さん希望!ー
「まさか!私がこんな大きな子供」
「はっはっはっ冗談。 今日はリミとアイの同伴が入っているからリザーブ席の用意をしておいてくれ。」
「了解っす!リミさんのお客様はいつも通りスイートVIPの方でご予約ですか?」
「いや、今日はスイートの方には先客が入っている。
普通のVIPの方で準備しておいてくれ」
「はぁーい!分かりましたぁ!ボトル用意しておかなくっちゃ~」
悲しい事にマーメイドでバイトが入っている日は、小鳥遊家へ行けない。
まぁ今日はチビひなたも旅行に行っている事だし、行く理由はなかったが。 リミさんとアイさんのお客さんのキープボトルを取り出して、それぞれの卓に用意する。
グラスのセットもばっちり。ミネラルウォーターも出して置いた。今日も完璧!何度も確認して、裏の厨房に行くとそこにはかおるちゃんが出勤していて、煙草を吸っていた。
「かおるちゃーん!久しぶりだねぇー!!」
ぎゅっと抱き着くと、かおるちゃんは迷惑そうな顔をする。
「ちょっと煙草吸ってる時に抱き着いてこないでよ?!危ないでしょう!
それに久しぶりたって2日前に会ったじゃない!」
「はぁー今日も相変わらず綺麗だぁー…。
私もかおるちゃん位綺麗だったらなぁ」
「何よいきなり気持ち悪いわね……。」