【完】#ただいま溺愛拡散中ー あなたのお嫁さん希望!ー

「まさか!私がこんな大きな子供」

「はっはっはっ冗談。 今日はリミとアイの同伴が入っているからリザーブ席の用意をしておいてくれ。」

「了解っす!リミさんのお客様はいつも通りスイートVIPの方でご予約ですか?」

「いや、今日はスイートの方には先客が入っている。
普通のVIPの方で準備しておいてくれ」

「はぁーい!分かりましたぁ!ボトル用意しておかなくっちゃ~」

悲しい事にマーメイドでバイトが入っている日は、小鳥遊家へ行けない。

まぁ今日はチビひなたも旅行に行っている事だし、行く理由はなかったが。 リミさんとアイさんのお客さんのキープボトルを取り出して、それぞれの卓に用意する。

グラスのセットもばっちり。ミネラルウォーターも出して置いた。今日も完璧!何度も確認して、裏の厨房に行くとそこにはかおるちゃんが出勤していて、煙草を吸っていた。

「かおるちゃーん!久しぶりだねぇー!!」

ぎゅっと抱き着くと、かおるちゃんは迷惑そうな顔をする。

「ちょっと煙草吸ってる時に抱き着いてこないでよ?!危ないでしょう!
それに久しぶりたって2日前に会ったじゃない!」

「はぁー今日も相変わらず綺麗だぁー…。
私もかおるちゃん位綺麗だったらなぁ」

「何よいきなり気持ち悪いわね……。」

< 150 / 251 >

この作品をシェア

pagetop