【完】#ただいま溺愛拡散中ー あなたのお嫁さん希望!ー
「そんなぁ~…呆れないで下さいよッ。
私はとっても嬉しかったし、幸せでした。
あんな風に優しく男性に抱かれたのは初めてでした。
何度も求められて、ますます樹くんの事が好きになってしまいました!本当にありがとう」
「あはは、それってお礼言う事かよ」
目を細めて笑う仕草にまたキュンキュンとしてしまう。どうしてそんなに優しいの?
樹くんはベッドから起き上がって、シーツの中に潜る私の体を抱っこした。 おお、何て大胆な。
勿論お互い裸で、すっかり陽の昇った窓からは眩しい日差しが差し込んでいる。 私の体を抱えて、首筋に舌を滑らせた。
「きゃん…!」
何とも朝から大胆な…。昨日の夜は何度もしたのにまだまだ物足りないのだろうか。
「あのぉ…」
「どうした?」
「昨日言っていた事ですが…」
「昨日言っていた事?」
喋りながらも、樹くんの下は首筋から段々と下へ落ちていく。
「あ…あの、朝だから恥ずかしいです…。あんまり見ないで…」
両手で胸元を隠すと、無理やりそれを腕でどかされる。
「恥ずかしそうにされると更にそそるもんだ。誘っているのか?」
「あの…あの…そうじゃなくって、きゃッあ…。昨日言った言葉…」