【完】#ただいま溺愛拡散中ー あなたのお嫁さん希望!ー
「ユキちゃんは2組で1番可愛いんだ」
「あらら」
「でも僕は好きじゃないから、断ったよ。ユキちゃん泣いちゃった。」
「1番可愛いのに好きじゃないの?」
「デカひなたは本当に馬鹿だなー、可愛いからって付き合うなんて相手に失礼だろ。好きでもないのに。
それに可愛いけれどタイプじゃないんだ」
子供の中にもきちんとした人間関係があって、小学生にして付き合う付き合わないの話があるなんて驚きなんだけど
私達の頃は誰誰が好きだなんて話はあったけれど、付き合うなんて感覚なかったけれど。やっぱり今時の子は進んでいる。
「チビひなたはどんな子がタイプなの?」
「おっぱいの大きい女」
思わずずっこけそうになった。小学2年生の好きなタイプじゃないわよ!あんた良い大人になれないわよ?!今から胸で女を選んでいたら。
「だってお前、デカいだろう?」
そう言うと恥ずかしそうに布団の中に顔を半分潜らせた。
「僕今はチビかもしれないけど、大人になったらお父さんより大きくなると思う。
それにお医者さんになるから将来有望だぞ?」
「将来有望って…どこでそんな言葉を覚えて来るのよ」