今日から不良王子と同居します。
それぞれの想い
幼なじみのふたり
それから2週間ほどが過ぎた。
休み時間の教室で明日香ちゃんと楽しくおしゃべりをしていた。
最近の私、明日香ちゃんに聞いてほしいことがいっぱいあるんだ。
「それでね、玲生くんたら結構なんでも器用にできちゃうんだよ。この間なんて物置小屋の扉の修理をしてくれてね」
「ふうん」
「でもそれだけじゃなくてね、お料理も簡単なものなら作れるよって言って作ってくれたの。
お好み焼き。私生まれて初めて食べたの。ああいうものはばあやがいけませんって言って、食べさせてもらえなかったから。
凄く美味しかった。作り方も教えてくれて。一緒にひっくり返すときにね、こうヘラを使って」
彼の部屋で夜中にこっそりホットプレートを持ち込んで夜食をつくったときのことが凄く楽しかったから明日香ちゃんに聞いてほしかった。
「へー」
休み時間の教室、私は明日香ちゃんといつものようにおしゃべりをしていたんだけど、気が付けば私1人が夢中で話していて。
目の前の明日香ちゃんはなんだか退屈そう。ていうよりも不機嫌そう、どうしたんだろう。
夢中になって話し過ぎたかな。
「あ、ごめん。私ったら自分の話ばっかりして」
「いいよ。音葉、随分楽しそうだよね。口をひらけば玲生くん、玲生くん、だもんね」
休み時間の教室で明日香ちゃんと楽しくおしゃべりをしていた。
最近の私、明日香ちゃんに聞いてほしいことがいっぱいあるんだ。
「それでね、玲生くんたら結構なんでも器用にできちゃうんだよ。この間なんて物置小屋の扉の修理をしてくれてね」
「ふうん」
「でもそれだけじゃなくてね、お料理も簡単なものなら作れるよって言って作ってくれたの。
お好み焼き。私生まれて初めて食べたの。ああいうものはばあやがいけませんって言って、食べさせてもらえなかったから。
凄く美味しかった。作り方も教えてくれて。一緒にひっくり返すときにね、こうヘラを使って」
彼の部屋で夜中にこっそりホットプレートを持ち込んで夜食をつくったときのことが凄く楽しかったから明日香ちゃんに聞いてほしかった。
「へー」
休み時間の教室、私は明日香ちゃんといつものようにおしゃべりをしていたんだけど、気が付けば私1人が夢中で話していて。
目の前の明日香ちゃんはなんだか退屈そう。ていうよりも不機嫌そう、どうしたんだろう。
夢中になって話し過ぎたかな。
「あ、ごめん。私ったら自分の話ばっかりして」
「いいよ。音葉、随分楽しそうだよね。口をひらけば玲生くん、玲生くん、だもんね」