今日から不良王子と同居します。
私の部屋で直政くんと
その日の放課後、直政くんはうちの邸へ遊びにきた。
私は帰ってすぐに、ピアノのお稽古があったんだけど、ばあやは直政くんに気を使っているみたいで、その日のお稽古はキャンセルしてくれた。
だけど、彼も忙しい身だから30分くらいで帰るつもりみたい。
いつもは、リビングルームか客間でおしゃべりするんだけど、その日は私のお部屋に招き入れることにした。
けれど、彼は居心地が悪いのかランチの時にも増して緊張していて表情がカチコチで。
あまり彼を知らない人が見たら、不機嫌そうに見えるくらい眉間にしわを寄せている。
「はいどうぞ、直政くんは紅茶が好きだったよね」
部屋の端にあるテーブルに腰掛ける彼に紅茶とケーキをふるまった。
「ああ、うん、ありがとう」
「そういえば、音葉の部屋に入るのなんて久しぶりだな」
「うん、そうだね。子供の時以来かもね。だいぶこの部屋も模様替えしたんだよ。ほら、ベッドも大きいサイズにしたし」
私は帰ってすぐに、ピアノのお稽古があったんだけど、ばあやは直政くんに気を使っているみたいで、その日のお稽古はキャンセルしてくれた。
だけど、彼も忙しい身だから30分くらいで帰るつもりみたい。
いつもは、リビングルームか客間でおしゃべりするんだけど、その日は私のお部屋に招き入れることにした。
けれど、彼は居心地が悪いのかランチの時にも増して緊張していて表情がカチコチで。
あまり彼を知らない人が見たら、不機嫌そうに見えるくらい眉間にしわを寄せている。
「はいどうぞ、直政くんは紅茶が好きだったよね」
部屋の端にあるテーブルに腰掛ける彼に紅茶とケーキをふるまった。
「ああ、うん、ありがとう」
「そういえば、音葉の部屋に入るのなんて久しぶりだな」
「うん、そうだね。子供の時以来かもね。だいぶこの部屋も模様替えしたんだよ。ほら、ベッドも大きいサイズにしたし」