今日から不良王子と同居します。
「あ、ほらあそこによく行くコンビニが見えてる。音葉さん行ってみたいって言ってただろ」
「わっ、ほんとだー」
彼が指さしたほうを見たら交差点の角に、わりと大きめのコンビニがある。
送り迎えの車の中からは何度も見たことがあるけど、こうして見るのは初めて。
「わ、行ってみたい」
嬉しくて勢いよく立ち上がった。
「えっ、ちょっと音葉さん」
「お願い、玲生くん。行ってみようよ」
彼の腕を掴んで、立ち上がらせてなかば強引に引っ張っていく。
「あ、でも、私、お財布忘れた」
何も持たずに、慌てて飛び出してきたんだった。
「いいよ、いつも世話になってるお礼に俺奢るから。なんでも好きなの選んで」
「え、でもそんなの悪いよ」
「いいから、なんなら店ごと買い占めてやるよ」
冗談っぽく言って明るく笑う彼。
あながち神崎家の御曹司なら実現不可能なことではないのかな。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「わっ、ほんとだー」
彼が指さしたほうを見たら交差点の角に、わりと大きめのコンビニがある。
送り迎えの車の中からは何度も見たことがあるけど、こうして見るのは初めて。
「わ、行ってみたい」
嬉しくて勢いよく立ち上がった。
「えっ、ちょっと音葉さん」
「お願い、玲生くん。行ってみようよ」
彼の腕を掴んで、立ち上がらせてなかば強引に引っ張っていく。
「あ、でも、私、お財布忘れた」
何も持たずに、慌てて飛び出してきたんだった。
「いいよ、いつも世話になってるお礼に俺奢るから。なんでも好きなの選んで」
「え、でもそんなの悪いよ」
「いいから、なんなら店ごと買い占めてやるよ」
冗談っぽく言って明るく笑う彼。
あながち神崎家の御曹司なら実現不可能なことではないのかな。
「じゃあ、お言葉に甘えて」