今日から不良王子と同居します。
どうやらここには学校の秩序というものが存在しないみたい。
ある程度、玲生くんからこの学校の様子を聞いてはいたけれどこれほどとは……。
体育祭と言えど、授業の一環のはず……だなんていう常識なんて通用しないんだろうな。
私と明日香ちゃんがすっかり度肝を抜かれてキョロキョロしていたら、後ろから肩をポンと叩かれた。
振り返ってみたらヘラヘラしながら立っているジャージ姿の生徒たちがふたり。
ひとりはグラサンをかけていてもう一人はなんと上半身裸だ。
明らかにガラが悪そうで、ガムをくちゃくちゃ噛んでいる。
「ふたりともチョー可愛いね。俺らと遊ばない?」
「うわっ、ふたりともレベルたっけー。モデルみたい」
半裸の方の男がいきなり、明日香ちゃんの肩を抱いてきた。
「ちょ、やめてよ、触らないでっ」
すかさず明日香ちゃんが拒絶するようにその男の手を押しのけようとするけど、力及ばないみたいで。
少し前を歩いていたはずの直政くんの姿が見当たらない。
ある程度、玲生くんからこの学校の様子を聞いてはいたけれどこれほどとは……。
体育祭と言えど、授業の一環のはず……だなんていう常識なんて通用しないんだろうな。
私と明日香ちゃんがすっかり度肝を抜かれてキョロキョロしていたら、後ろから肩をポンと叩かれた。
振り返ってみたらヘラヘラしながら立っているジャージ姿の生徒たちがふたり。
ひとりはグラサンをかけていてもう一人はなんと上半身裸だ。
明らかにガラが悪そうで、ガムをくちゃくちゃ噛んでいる。
「ふたりともチョー可愛いね。俺らと遊ばない?」
「うわっ、ふたりともレベルたっけー。モデルみたい」
半裸の方の男がいきなり、明日香ちゃんの肩を抱いてきた。
「ちょ、やめてよ、触らないでっ」
すかさず明日香ちゃんが拒絶するようにその男の手を押しのけようとするけど、力及ばないみたいで。
少し前を歩いていたはずの直政くんの姿が見当たらない。