今日から不良王子と同居します。
「ああ、あの人ほんとは喧嘩とか嫌いなタイプだと思う。
音葉さんのことで、どうしても俺が許せなかったんだろうな。
直政さんの気持ち、痛いほど伝わってきてそっちの方が辛かった」
そんな風に直政くんを気遣ってくれる彼は本当に優しい人なんだなと改めて思った。
「玲生くんは気にしないで、それは私の問題だし……」
「違う、俺にも責任がある」
彼は意を決したようにきっぱりと言って、私をじっと見つめる。
「え」
彼は私の両肩に手を置いてぐっと力を込めた。
「俺、やっぱり音葉さんのことあきらめられない。好きなんだ」
「玲生くん……」
彼に告白され、頭の芯がぼうっとした。
夢を見ているみたい、もう私のことなんてたいして好きじゃないんだろうなって思ってた。
だって、あんな風にあっさりと私の前から立ちさってしまったから。
そしてこの2週間会いに来てくれなかったから。
だけど、今の彼は真剣に私を見据えて気持ちを正直に打ち明けてくれた。
音葉さんのことで、どうしても俺が許せなかったんだろうな。
直政さんの気持ち、痛いほど伝わってきてそっちの方が辛かった」
そんな風に直政くんを気遣ってくれる彼は本当に優しい人なんだなと改めて思った。
「玲生くんは気にしないで、それは私の問題だし……」
「違う、俺にも責任がある」
彼は意を決したようにきっぱりと言って、私をじっと見つめる。
「え」
彼は私の両肩に手を置いてぐっと力を込めた。
「俺、やっぱり音葉さんのことあきらめられない。好きなんだ」
「玲生くん……」
彼に告白され、頭の芯がぼうっとした。
夢を見ているみたい、もう私のことなんてたいして好きじゃないんだろうなって思ってた。
だって、あんな風にあっさりと私の前から立ちさってしまったから。
そしてこの2週間会いに来てくれなかったから。
だけど、今の彼は真剣に私を見据えて気持ちを正直に打ち明けてくれた。