今日から不良王子と同居します。
「え、玲生くんどうして？」


「こいつらと会話なんてしなくていいから、写真なんてもってのほか。音葉さんが汚されちゃう」


どうしてだか玲生くんはちょっと拗ねたような怒っているような表情。


ああそうか、私が余計な挨拶なんてしたから恥ずかしいのかもしれない。


玲生くんの保護者面して、ちょっとおせっかいだったかな。


「なんだよー、玲生。お前の方が汚れまくってんじゃねーかよ」


「そーだそーだ、ちょっとくらい俺らにも幸せを分けろ」


「バカ、この人はそういうタイプじゃないんだよ」


ん？そういうタイプじゃないってどういう意味だろ？


彼らが話している内容はさっぱりわからなかった。


「お嬢様、俺らお邸に遊びに行ってもいいっすか？」


「ええ、是非皆さんでいらしてください。」


「ちょ、音葉さん、そんなこといいから」


「やったー」


わあわあ言いながら、はしゃぎだす彼らにまたまた面食らっていた。


なんだか、元気なお友達たちだな、だけど無邪気に笑っている姿に思わず笑みが漏れた。


と、その時だった。

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