今日から不良王子と同居します。
プールで遊ぼ
2年前に増築された別棟は主に父の趣味が反映されていた。
もともとは父の老化対策と肥満防止のために身体を鍛えるための施設を作ったのだけど、父の仕事が忙しすぎて邸になかなか戻ってこられないのでほとんど使われていない。
たまに幼なじみの明日香ちゃんと直政くんが遊びに来てくれた時に何回か使ったことがあるだけ。
だからこうして玲生くんに役立ててもらえてちょうどよかったのかもしれないな。
「玲生くん」
私はプールには入らないでプールサイドに座って彼が泳ぐのを眺めていた。
水着ではなくて、白いTシャツと短パンに着替えていた。
プールの端まで泳ぎ切った彼は私に手招きする。
近づいていくと、不満そうな彼の顔。
「こんなことだろうと思ったけどさー」
「もうっまた?仕方がないじゃない。私の水着を出してもらえないんだから」
実はプールに入ろうと思ってばあやに相談しに行ったんだけど、私の水着がどうしても見つからないから私は入ってはいけませんって言われてしまい。
ばあやのことだから、若い男女が二人きりでプールに入るなんてもってのほかって思ったみたい。
もともとは父の老化対策と肥満防止のために身体を鍛えるための施設を作ったのだけど、父の仕事が忙しすぎて邸になかなか戻ってこられないのでほとんど使われていない。
たまに幼なじみの明日香ちゃんと直政くんが遊びに来てくれた時に何回か使ったことがあるだけ。
だからこうして玲生くんに役立ててもらえてちょうどよかったのかもしれないな。
「玲生くん」
私はプールには入らないでプールサイドに座って彼が泳ぐのを眺めていた。
水着ではなくて、白いTシャツと短パンに着替えていた。
プールの端まで泳ぎ切った彼は私に手招きする。
近づいていくと、不満そうな彼の顔。
「こんなことだろうと思ったけどさー」
「もうっまた?仕方がないじゃない。私の水着を出してもらえないんだから」
実はプールに入ろうと思ってばあやに相談しに行ったんだけど、私の水着がどうしても見つからないから私は入ってはいけませんって言われてしまい。
ばあやのことだから、若い男女が二人きりでプールに入るなんてもってのほかって思ったみたい。