俺の宝物は、お前の笑顔。
「嘘!? 高畑くんが1位よ!」
「やったぁ!!」
男子の徒競走が終わり、うちのクラスの女子達がみんな黄色い声を上げながらおへそを出しながらジャンプしたり、仲のいい子と手を取り合ったりと喜びの気持ちを散りばめている。
「ねぇマジで最強じゃん、隣のクラス!」
「本当だよね……! 女子では足の速い美少女って言われてる星野さんが1位で、男子はあのモテ男子の高畑くんとかさー……」
「あのクラスずるすぎでしょ……!」
隣のクラスの子達の声もヒソヒソと聞こえてきた。