【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





「………もちろん。文香、俺と結婚しよう?」

「ーーーはいっ!」





私は春輝さんのプロポーズをすぐに受け入れた。
私は春輝さんを好きになった時から、もう決めていた。





結婚するなら、人生を共に歩んでいくなら、春輝さんがいいと。
春輝さんだけに愛されて、春輝さんだけを愛していきたいと。





例え何があったとしても、ふたりで一緒に乗り越えていきたいと。
もし腕の中で抱かれるなら、春輝さんだけがいいと。




こんなにも幸せを与えてくれる彼のことを、手放したくないって思った。
ずっと彼だけに愛されて、彼だけのそばで人生を共にしていきたいと思う。




「……愛してるよ、文香」

「私も、愛しています」




目を閉じて、静かに唇を重ね合わせた。





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