【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「あ、ありがとうございます。まずはサイズをおはかりしましょうか?」
「あ、はい。お願いします」
ふたりで指輪のサイズを測ってもらった。
数分後、サイズが決まり、指輪選びが始まった。
「これなんか、どうだ?」
「カワイイです。シンプルなデザインが、とてもいいですね」
「これもいいな。小さなダイヤが付いてる」
「はい。これも素敵です」
指輪の種類がたくさんあって、かなり悩んでしまう。
ダイヤが付いてるのもカワイイし、シンプルなデザインでちょっと模様が付いているのもカワイイ。
どれも素敵で、本当に迷ってしまう。
春輝さんも、来たときよりもますます真剣な顔をして、ショーケースに並ぶ指輪を見つめていた。