【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「文香の花嫁姿、きっとキレイだろうな?」
「そういう春輝さんだって、きっとカッコイイです。タキシード姿、なんだか想像がつかないです」
「俺もだなぁ。全然想像つかない」
「ですね」
結婚式を挙げると決まってからは、本当にあっと言う間だった。
ネットで探したり、雑誌を読んでみたりしたけど、いろいろあって迷ってしまいそうだった。
「お前の両親も、きっと楽しみにしてるだろうな?結婚式」
「そうですね。お母さん、きっと喜ぶと思います」
「愛おしい娘の花嫁姿、嬉しいに決まってるだろう」
「……はい」
お母さんにその後連絡を入れ、結婚式をすると伝えると、お母さんはとても喜んでくれていた。
喜んでくれて嬉しい。