【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
そして次の休み、私たちは式場を探すため数カ所予約を入れて、順番に見に行くことにした。
春輝さんが車を出してくれて、音楽をかけながら目的地へと向かった。
「うわぁ……すごい大きいですね」
「ああ。場所的には悪くないな?」
「はい。すごくいい所だと思います」
「ガラス張りになってるのはいいな。景色が見えるし、ここはいい感じだな」
「そうですね」
その後2軒目、3件目と式場を見て周った。
どこも雰囲気が素敵で、迷ってしまいそうだった。
「文香は、どこが良かった?」
「私は、1軒目か2軒目ですかね?どこも素敵でしたけど」
「俺は1軒目か2軒目かなぁ。立地もいいし、お前の両親も来やすそうじゃないか?駅からもそんなに遠くないし」