【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「確かに、駅から遠いと大変ですよね。両親は遠くから来ますし、分かりやすい場所を考えると、1軒目か2軒目ですよね」
「ああ。どっちかに決めようか?」
「はい。そうですね。そうしましょう」
式場はいろいろと検討した結果、最初に見た式場にすることにした。
場所もそうだし、それに、ガラス張りで外が見えるのはとても素敵だと思った。
いい思い出になるかもしれないと思った。
ふたりで作る、最高の思い出が、また一つ増えるんだと思ったら、ワクワクとドキドキが止まらなかった。
「式場も決まったし、次はドレスだな?」
「そ、そうですね」
まさか私が、ウエディングドレスを着る日がくるなんて、思っても無かった。