【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「それでは、指輪の交換を」
結婚指輪を、お互いの左手の薬指にはめて、優しく微笑みあった。
そして、誓いのキスを交した。
私たちは今日、この日が世界で1番、幸せな日になった。
みんなに見守られながら、私たちは無事に結婚式を終えることができた。
そして私たちらこれから、互いに手を取り、どんな時もふたりで乗り越えて生きていく。
もちろん、時にはすれ違ったり、ケンカしたりするかもしれない。
それでも私たちは、夫婦としてこれから一緒に生きていく。
これ以上ないってくらい、幸せになれるように。
「文ちゃん、本当におめでとう!」
「ありがとうございます。詩織さん」
詩織さんが、嬉しそうに笑っていた。