【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「篠崎さん、お疲れです」
「お疲れ」
「……ご飯、食べましたか?」
「焼きそばパン食べた」
「焼きそばパン、ですか……」
「ああ。方手で食べれるものじゃないとムリだからな」
「……ああ、なるほど」
「そうだ。お茶買ってきてくれるか?」
「あっ、はい。分かりました」
「お前も何か買っていいぞ」
「えっ?でも……」
「いいから、好きなの買ってこい」
「ありがとうございます。行ってきます」
「今度は転ぶなよ」
「はい」
私は自販機へと向かい、篠崎さんの分のお茶と、私はミルクティーにした。
すぐ企画部へと戻る。
「篠崎さん、お茶買ってきました」
「ありがとう。悪いな」
「はい。私はミルクティーにしました。ありがとうございます」
「ミルクティーか。女子が好きそうだな」
「はい。好きです!」
「………ふっ。子供みたいだな」
「いいじゃないですか、別に」
「よし、仕事始めるぞ」
「はい!」