【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。



だけど二人なら、きっと乗り越えて行けると思う。
だってお腹の赤ちゃんは、私たちの赤ちゃんだから。




責任を持って、しっかり育てていきます。
いい子に育つように、しっかりと育てていきます。






「文香、お前、来月から産休に入ることになったぞ?」

「えっ?」

「これから今よりも、お腹が大きくなってくる頃だし、体も重くなって大変だと思うから。ちょっと早めに産休を取れるようにって、部長が掛け合ってくれたんだ」

「えっ?そうなんですか?」

「ああ。まぁこっちは、一人抜けてもなんとかなるし、来月から産休に入って、元気な赤ちゃんを産めるように準備しよう」

「はい!」





風見部長が、頼んでくれていたなんて、知らなかった。
優しいよ、優しすぎるよ、部長!





本当にありがたい。
出産は今回が初めてで、不安もたくさんあるから、早いうちに準備できるなら、そのほうがいい。





一応、実家に帰って産むつもりではいるけど。
里帰り出産にしようかなって。




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