【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
□赤ちゃん、産まれました。
「はい。きっとそうだと思います」
こうやってふたりで笑い合える時間も、今はとても大切で。
家族となる赤ちゃんと、対面できるまであと少し。
不安や緊張もあるけど、きっと元気に産まれてきてくれると信じてる。
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妊娠8ヶ月目に入った頃、わたしは出産のため、実家へと帰省した。
両親はとても嬉しそうな顔で、迎えてくれた。
「文香ー!良く帰ってきてくれたわね!」
「お母さん、久しぶりだね!出産まで、よろしくね」
「文香のお腹も、こんなに大きくなったのね〜」
「うん。8ヶ月くらいになると、けっこう動いてるなって感じする」
「そうよね〜赤ちゃん、女の子だっけ?」
「うん。女の子だよ」
お腹の中で動いている私たちの我が子。
こうしてちゃんと成長して、ちゃんと生きてることを動く度に実感する。